この五感力を鍛える・Basicは、ご登録いただいた方にメール配信していたメールレッスンのテキストを改編してAdvanceとするにあたり、加筆修正して一般に公開することにしたものです。
私たちの世界には実に様々な音であふれています。
都心に暮らしていれば、車のクラクション、空調の微細な音、人々のざわめき、電車の踏切の音、自然の中では、森を風が通る音、水の音、波の音、虫の羽音、動物が鳴く音、雪が落ちる音、等々、好むと好まざるとにかかわらず、聞こえてくる音もあれば、自分の意志で取り入れることをする音楽や、自分で奏でる楽器の楽曲など、音の世界もまた私たちの周りに数多く存在します。
そうした音の中には、波の音などのゆらぎを持つ癒しの音や、雑然とした工事中の重機の音、人の叫び声、救急車両の鳴らすサイレンなど、不安感や緊張感を私たちのなかに呼び起こす、(不快な)音も存在します。
そうしたあふれる音の波を、鼓膜を通して受けとった情報が【聴覚】となります。
太古の昔には、人々は自然の音を聞き分け、自然の素材を使って音を鳴らす楽器を作りました。
木や石、竹、時には獣の皮を張って太鼓を作り、音を鳴らすことを覚え、音を道具として人や動物を動かすようにもなりました。今から約3万年前の旧石器時代の遺跡からは、動物の骨や角に穴をあけた笛や楽器らしきものが出土されているそうです。
また、日本の神事の1つである神楽(かぐら)は舞と雅楽で神様を呼び起こし、場を清めるというものです。
日本神話に登場する天照大神は、弟神・素戔嗚尊の乱暴に悲しいみ怒り、天の岩戸の中に隠れてしまった。世界は闇に覆われ、作物は育たなくなりあらゆるものが腐るようになり、困り果てた他の神々は、天照大神を岩殿外に出そうとあらゆる手を駆使するもののうまく行かず、唯一心を動かしたのは天宇受売命(あめのうずめのみこと)の楽と舞、そして他の神々の笑い声でした。
このように音楽というのは、人(神様も)を動かし、どの民族どの国でも共通して、古来から不思議な力があるとみなされてきました。
音は奏でている楽器や人は見えていても、音そのものは見ることはできません。音の出る発生源から伝わる振動が波のように伝わることで、音として認識することから周波数という単位で表現されます。
音という波は耳だけでなく、全身でも感じ取ることができるため、様々な音階、音調が作られ、気持ちを変えたり、高揚させたり、癒したりという、身体や精神に働きかける手段としても使われてきました。音楽療法では実際に精神、身体、鎮静、睡眠、緊張緩和、抗うつ効果、放心、怒りの発散、不安解消、心の慰安、鎮痛効果、などに作用していることが実証されているとか。
江戸時代の儒学者で医者の貝原益軒の記した『養生訓』の中には、音楽が心身にたいしてどのような効果があるのかが記されています。
ヒーリングミュージックの分野は2000年の初めにブームになった音楽の分野ですが、それ以前から私たちは音というものが自分たちの心や感情に何か働きかける作用があることを自然とかんじていたのでしょう。
また、楽器を奏でて発する音の他に、私たちが発する【声】というのも音として存在します。
わたしは以前<ヴォイスヒーリング>というワークに参加したことがあります。<ヴォイスヒーリング>では、声というと言葉の意味や情報だけではなく、実は<声の響き>にもその人固有の響き(波動)を持っているそうです。喉には自己表現を司るチャクラがあるとされていますが、なにかしらの影響で感情を抑制している時、発する声の波動が小さかったり、詰まったような波動として現れてきます。
「行き詰まり」=<息詰まり>なのです。
こうした時ほど、本を音読してみたり、感じたことを声に出してみたり、発声練習してみたり、・・私もこの音声は、情報をお届けするとう目的以外に、声を出す練習も兼ねています。最初のものは、折を見て録音し直すつもりです。
声という音は、感情や気持ちを表現する自分の生まれ持った楽器なのです。
声は人の感情や気持ちを表していますが、いつもマイナス感情を声に出していると、それは外部からの音楽以上に身体や精神にも影響してきます。それは自分のみならず、周りの人にも伝播します。
周りにいる人のイライラとした声からその感情を感じ取り、時に同じようにイライラしたり不快な感情に陥るのはそのためです。他の人の楽しい明るい声を聞くと、こちらも楽しい明るい気分になったり、ということがあると思います。
人の声の状態から、その人の感情状態を察知することができるとき、それは声の波長を振動として感情の波の振動も同じように伝わってくるからです。そのことが分かっていると、意識的にその波を食い止めることもできるようにもなります。
また、私たちは<心の声>というものも持っています。実際に音を出さなくても、絶えず心の中で、自分や外の出来事に対しての評価、物事の道筋をストーリーとして心の中で語っています。
私たちの周りには、沢山の音があります。音が身体や精神に働きかけるということを知った今、意識的にご自分が快適になれる音、言葉を選ぶ必要があるのではないでしょうか?。
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